俺は悠太と拓也と2年生校舎を歩いていた。
悠太「拓也!お前何組だっけ?」
拓也の組は6組と知っていながら俺はあえて言わなかった。
拓也「6組っすよ。ここっす。」
ついてしまった・・・ドキドキする。後輩にこんなところ見られたくないのでドキドキする気持ちを抑えながら拓也に言った。
晃良「どの女?」
俺らしくない言葉が出たと思った俺はちょっと恥ずかしくなった。
拓也「あの娘です。ほら、あのショートカットの。」
拓也の指差した娘を見て唖然とした。身長は150?よりちょっと高い感じで、髪は肩にかかる程度でストレートパーマがかかっていて、目は綺麗な二重で、スタイルも良かった。ぱっと見た感じ・・・今どきの娘って感じだった。俺は正直、可愛いと思ったし付き合いとも思った。その時チャイムがなったので悠太と教室にもどることにした。
悠太「なぁ晃良。永沢美緒だっけ?どう思う?」
悠太は教室に戻る途中にいきなり質問してきた。俺はそれに素直に答えた。
晃良「可愛いと思ったよ。正直、付き合ってみたいと思ったけど、まだ相手の中身とかわからないからなんともいえないな。」
なんとか授業に間に合った。次は国語なので俺は教科書を取りに後ろのロッカーに向かった。教科書を探していると、携帯がバイブした。俺は誰だと思いながら携帯を見てみると、なんと永沢美緒だった。
【メールの内容】
美緒:こんにちわ。初めまして、永沢美緒です。拓也君から聞いてますよね?なんて呼べばいいですか?晃良先輩でいいですか?私のことは美緒って呼んでください。
結構積極的な娘だな。と思いながら俺はメールを返信した。
晃良:拓也から聞いてるよ。その呼び方でいいよ。
俺は女とのメールに慣れてないため相手の質問に答えただけだった。ドキドキしながらも返信した俺は授業中と知っていながら眠りについた。
キーンコーンカーンコーン
チャイムと同時に起きた俺はすぐに携帯をチェックした。美緒からメールがきていた。