【メールの内容】
美緒:晃良先輩って私のこと知ってるんですか?見たことありますか?
どうやら美緒は俺がさっき見に行ったことを知らなかったらしい。俺はもちろん知っている。しかし、知らないふりをした。
晃良:知らないなぁ。美緒ちゃんは俺のこと知ってるの?
俺は嘘ついていることに少し戸惑いながらメールを返信した。
美緒:じゃあ、写メ送りますね。私は先輩のこと知ってますよ。
という内容のメールとともに画像が添付されていた。俺はドキドキしながら画像を開いてみた。・・・可愛い!!!!俺は好きなのか?今日メールしたばっかりのこの娘のことが好きなのか?違う、可愛いだけだ・・・うん、そうだ。と自問自答していた。とりあえずメールを返すためにメールの内容を考えていたら、メールがきた。誰だと思いメールを見たら。美緒だった。え?と思いながらもメールを見てみた。
【メールの内容】
美緒:きっぱりいいます!私、先輩のことが好きです!付き合ってください!
俺は唖然とした。こんな経験初めてなのでどうしようかわからなかった。メールを返せなかった・・・。時間が過ぎるのが早く感じた。あっという間に放課後になり、俺はメールのことをすっかり忘れていた。その時だった。
美緒「先輩!!一緒に帰りましょう。」
クラス中が沈黙に包まれた・・・ニヤニヤしている悠太の顔が見えた。俺はあまりにも積極的な美緒の行動におされ一緒に帰ることにした。
美緒「先輩。今日天気いいですねー。こんな日に好きな人と帰れて嬉しいです。」
その日は天気が良かった。12月には珍しい快晴だ。相変わらず積極的な娘だと思った。
晃良「あ、ああ。いい天気だな。俺も美緒と帰れて嬉しいよ。」
俺はさりげなく言った。恥ずかしかった。でも言いたかったのだ。俺の本当の気持ちを・・・
晃良「好きだ・・・なぁ付き合ってくれ。」
言った。俺は頭の中が真っ白になった。