「バイクの乗り方でも教えましょう。」
不意に師匠が言いました。
「え〜やだよ〜」シノが不満そうです。
「何回も転ぶような様子じゃ旅なんて出来ません。」
まるで説教だ。
結局練習をするのだが・・
ドン!バタン!ゴトン!
全然だめです。上達と言う言葉が長い・・
三時間ほど乗ると奇跡的に曲らずに乗れていました^^;
「あのシノにしてはは物覚えが良い
・・・」
褒めているのか貶しているのか。
その日の夕方になれば凄い上達ぶりでした。
「疲れた・・だから師匠の練習はやりたくない。」とキノは思うのでした。
「早く自分がもう旅が出来る事を教えるべきか・・」
と呟き考える師匠でした。
「もう一寸の辛抱ですね。」シノを見ながらの笑顔の師匠でした。