私はこの人に出逢って人を愛する事はとても難しい事なンだッて知った…
あたしは、ある日突然恋に落ちた。
あたしの家の近くに不二家がある。
家族で食事に行ったある日。
お母さんが向こうを見てあの子鈴木さんの子供よ。と言いながらお父さんと話していた。あたしもその人を見た。すらっとしていて背が高くてとても格好いい人だった。鈴木さんとはうちの母の知り合いなのだ。前うちの農家の仕事を手伝いに来てくれていた。
家に帰ってあの男の人の事を聞いて見た。家庭が苦しいらしくバイトをして学費やお小遣いを自分でやりくりしているらしい。その話を聞いて,偉いなぁと関心してした。それから不二家に食事するたびに良く見かけるようになっていた。
ある日,あたしとお母さんと亜紀ちゃんのお母さんと不二家で食事した時,彼が酔っ払いの親父に文句言われていた。彼は悪くないのに何度も何度も頭を下げていた。あたしはその光景をずっとみていた…。
あたしはふと思うと彼の事が好きなのではないかと思い始めてきた。
それからと言うもの彼が頭から離れない。
彼の事が好きになってからあたしは不二家にあまり行かなくなっていた。
彼を好きになってから1ヶ月ほど経ったある日。家に親友の璃子が泊まりに来たのだ。その時彼に思いを伝えようと思い,手紙を書いて(パンプキンのキャンディも)不二家に向かった。不二家に向かうとやはり彼はいた。彼を見ると心臓がバクバクするんだ。食事中に璃子が友里恵と電話をしていた。すると彼がこっちへ来て[もうしわけございません,あちらのお客様が携帯電話の方,ご迷惑と申しておられましたので通話の方お控えさせて頂けますか?]と優しい口調で言ってきた。あたしは注意されてちょっと手紙を渡そうかためらったが璃子が励ましてくれてちゃんと渡す事を決意した。そしてお勘定を払って不二家の外で彼が出てくるのを待っていたがいくら待っても彼は出てこなかった。諦めて帰ろうとしたがどうしても渡したかった。でもまだ彼は厨房の方で仕事をしていたので入り口の近くにいた店員さんを入り口の外に呼んで[これ鈴木さんに渡してもらえませんか?]と可愛らしい女の人に頼んだ。とても心臓がバクバクした。