歌が聞こえる。あなたの声が
一筋の涙のような、澄んで真っ直ぐな音
波の花が月へ舞い上がり、おぼろ月に変える頃に
あなたと家路を歩く
疲れ切ったその瞳に、かける言葉もなくて
ただありきたりの「頑張って」を言うことすら叶わない
今出来ることがあるのなら、何差し置いても尽くすのに
目を閉じよう。
周りのものが見えないように。
あなたの声と波の音が
混ざった音こそ愛おしい
この空気だけが時だけが
私とあなたを癒してる
そう信じれば夜が明けて
明日が来てもこわくない