貴方の顔は真っ赤で 貴方の掌も真っ赤で 貴方の荒い呼吸だけが、聞こえた。 ぶたれたの...
夜の帳が満天を覆い、底知れぬ闇の漆黒が降り掛る。 真冬の十二月の冷たい風は突き刺さるかの如く私の...
貴方が社会人になった年の私の誕生日、初めて二人で自転車に乗った。 最初は大学の近くの商店...
茜色の空に悠々と浮かぶ雲。時折、水面を凪いでゆく風。太陽を照り返して光る水。 隣には、貴方。...
電車に乗り込み席に着くと友人は思い出したように言った。 「そういえばお前金賞だってね。おめで...
慌てて手足をバタつかせても、貴方は「まだついてるよ」と言い続ける。 どこ!?と焦りながら聞...
件名:(*≧∀≦)ノ 本文:初メなのらぁ☆☆よろしくね(-^3^-)♪ 件名:Re. (*...
『無題』 明日は学校来いよ!! 『Re:』 多分無理だ↓ 『Re:Re:』 なん...
その夜、車のおじさんが家に訪れ、何度も頭を下げて帰った。 その後、マサから電話があった。 「イ...
「は?何で?そんなに貴重なの?」 俺の言葉にフロンは頷き、薬について詳しく説明してくれた。 ...