「じゃ、余裕ができたら顔見せろよ」 「うん… ゴメンね〜っ、忙しい時に来れなく...
出会って間もない頃の貴方と私の共通していた物は「笑顔」だと、胸を張って言える。 貴方が笑...
「兄ちゃん…兄ちゃん…!!」 うたた寝をしていた兄は、弟に揺さぶられ目を覚ました。 「兄ちゃん...
僕は夢を見た。 いつもの居酒屋でオバケと一緒に飲んでる夢だ。 「半年前にあんたに声をか...
風が吹く。 雲が流れ、木々が揺れる。 空を見上げれば、夕暮れ色。 世界は、必ず変わらず廻って...
私は先なんか見ていなかった。ただ今だけを生き、今の事しか考えていなかったんだ。 今貴方が...
「そ、それ・・・。何だよ。弓はさっき俺が粉砕したはずなのに・・・」 キリヤは李那が握っている...
新しいトングを持ってレジに戻ると、彼の姿は見当たりませんでした。 「申し訳ございません。大変お待...
さようなら あなたが私に告げた言葉 さようなら 私があなたに告げた言葉 い...
六月の雨の匂いがする。 雨の向こうに紫陽花の花を見つけた。空の色をそのまま染めたようなそんな紫陽花...