「お祖母ちゃんいる?」 麻里は母から聞いたことがどうしても気になり、祖母本人に聞こうと家を訪ねた...
一月二十日。僕は日記を書く事にした。特に理由はないが、やる事もなく毎日が暇だったから…。今日は、冬...
「…なんでだろうねぇ」 祖母は困った表情のまま呟いた。 「なんでお母さんに掟だけ教えたの?」 ...
二月十四日。 今日はバレンタインデーだ。まあ、今の僕には関係の無い事だが…。 「...
俺の家は田舎でそれほど金にも困っていなくてごく普通に生きてる高校生、 そして今、あきらめきれない...
麻里の住んでいる国は高さ8?、幅1?程もある分厚い塀に囲まれ、北に唯一の出口である門がある。 そ...
朝起きたら、昨日と違う風景があった。 いつもいた君がいなかった。 毎朝、僕が起きると『...
待ち合わせ場所のスキー場に到着した。「あれー?居ないなぁ…」そこには幸喜の姿はなかった。裕佳がメー...
誰かを愛してる?自分を愛してる?私は人を愛しても、自分のことを愛してると思ったことはなかった。むし...
翁は麻里が祖母の家から去っていくのを見届けた後にその家を訪ねた。 「楓さん、儂じゃ、政義じゃ」 ...