俺は怖い。何がって?自分がだよ。 感情が少しずつ失われてゆく気がしてならないのさ。 ほら、今そ...
忘れてしまいたい。 そうすれば、どんなに楽だろう。 昨日先生に注意されたこと、親に...
目的の無い旅 夏の朝 うだる暑さ 滴る汗 僕たちは家を出た 小さなリュックを...
「真紀って、なんでそんなに佐藤君が嫌いなの?」 大学の帰り道… 華菜が唐突に聞いてくる 「えぇ...
「7番テーブル、オーダーお願いっ」 「あっ、はいっっ!!」 うひゃあ〜、忙しい… 「お〜い、...
紫陽花の花が、色を不変に変えている。 「花言葉は、確か…心変わりだったかしら」一人の女性が、...
メラメラと燃える炎は… 枝を焼き、生ごみを焼き、不要のプリントを焼き、漫画を焼き、教科書を焼き、最...
「御前がリイバー?」 啓吾は不思議そうに言う。 「そうだよ」 「記憶が抜かれてない...
【good-bye】 「門閉めるからもう出てってね〜」 『でも...』 「...
『寒い...』 雨に濡れはじめてから、だいぶたった。まだ夏なのに寒くなるぐらいにびしょ濡れだ...