やっと明るくなれたのは、たぶん親友の最後の言葉…「一人は辛いよね、でも気づいてた?アンタは一人じゃ...
門から見て左の塀の上に人影が3つある……。 「またか…」 門の方に近い塀の上に座っている1人の...
楓が兵士達を睨み付けてる時、麻里達3人はようやく門の所に着いた。その頃にはもう彩香達3人は死んでい...
「君ここらへんの子?」とめっちゃ笑顔で聞いてくんだよね。「そう、おねーさんは東京の人っしょ?」「な...
咲坂は後ろを振り向いた。両膝を地面につき、右腕を押さえ、うつむいた頭から血を流している龍一がそこに...
「シケた面してんなぁ。」 (アキラ・・・) 「誰かが困るってんなら、俺はやるぜ。」 ...
昔の母さんに戻ったと思ったのに・・・そう。母さんはまた入院するはめになった。また同じ原因だ。アルコ...
その内容は母さんが入院した、ということだった。その日たまたまお兄ちゃんは寝坊して遅刻してしまった。...
母は龍一に何度も質問したが、龍一は何も答えなかった。そして半ばあきらめかけたとき、龍一はやっと口を...
空が夕焼けから闇に変わり、病室が暗くなっても、龍一は電気もつけずに、ただベッドの上で上半身を起こし...