中学生の頃、野球部に所属していた。 僕は補欠だったが、友達の竜はエースピッチャー。 ある日、二...
私は昨日指を拾った。 誰のかはわからない。 それは私の指と同じくらい小さくて、白くて、ふにふに...
23歳。彼氏持ち。彼氏大好き。このまま続いて結婚なんて出来たら…なんて想像してる私は、只今絶好調...
【絶対に逢いたい時にすら逢えない…それが恋愛においてどれだけお互いを成長させるのか、傷を残すのか、...
「海野サエコです。よろしくお願いします。」 一週間後、私は斎藤サンが紹介してくれた派遣先で働...
ずっと横を向いているカカシがいる それはいつも黙ったまま 表情を変えず佇んでいる 透明な目と...
ある晴れた日のこと 花びら一つつまみあげ 指でくるくるとまわし 楽しげなステップをふむ 先...
今日は、めぐみと買い物。足早に駅に向かう。 改札に入り、ホームへ急ぐ私。ふと目の前に、彼の姿...
17時53分 店は相変わらずガランとしている。客は私の斜め対角線上に、老夫婦が座っているだけだ。...
この蒼く澄んだ、死にたくなる様な空に僕はそっと手を伸ばした。 伸ばしたその手の先には、 ...